令和4年度文部科学省ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業選定「埼玉・群馬の健康と医療を支える未来医療人の育成」令和4年度文部科学省ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業選定「埼玉・群馬の健康と医療を支える未来医療人の育成」

sgみらい for studentssgみらい for students
facebook
Instagram
X

学びの報告

地域医療とチーム医療3
感染症GISデータサイエンス演習

 埼玉医科大学医学部3年生向けの地域医療教育が、新型コロナウイルス感染症の流行を経て、新たなカリキュラムとして生まれ変わりました。
 その中から地域医療とデータサイエンスを感染症というテーマで結びつけた「地域感染症のフィールド疫学と理論疫学演習」がスタートしました。

 この演習は、ポストコロナ時代の地域医療を担う皆さんにとって、必須の知識とスキルを身につけるために工夫された内容になっています。
 今回の演習では、これまで学修してきた感染症の知識を応用し、さらに感染症の疫学的な基礎知識を学び、実習で実践的なスキルを身につけます。

 最初の演習では、ビデオ映像によるシナリオベース「新型インフルエンザ発生時の対応」による課題解決型の演習です。実際に海外から新型インフルエンザ等が入ってきた場合を想定して流行拡大抑止のための対策を考えます。

 次の演習では、埼玉医科大学で運用する感染症GISシステムで収集した地域学校の感染症流行データを用いて小地域間での感染症の流行を観察します。最後に、自ら既存の流行データをExcel に入力し、流行曲線から基本再生産数、実効再生産数などを推定しグラフ化します。最終的には、現時点までの流行曲線等に基づいて実施する流行抑止策によりどの程度拡大を抑止できるかについて説明できるようになることを目指しています。

  学生たちは当初、グラフ作成は難しいのではと感じていたようですが、手順通りに進むにつれ描かれていく曲線に感慨深い様子が見られました。分からないところを教員に積極的に質問している学生たちも多く見られました。

 今回のカリキュラムは、地域医療における感染症対策の重要性を再認識し、データサイエンスを活用したより効果的な対策を講じられる人材育成を目指しています。