令和7年度「埼玉・群馬未来医療人育成シンポジウム」を、2026年2月23日にウェスタ川越(埼玉県川越市)にて開催しました。
当日は、会場参加104名、オンライン参加35名、計139名の皆様にご参加いただき、盛会のうちに終了いたしました。
■ 第一部 特別講演
第一部では、宮崎県都農町国民健康保険病院 院長の吉村学先生を講師にお迎えし、「地域医療の志の育成」をテーマにご講演いただきました。
ユーモアあふれる語り口で、ご自身のこれまでの歩みや、宮崎県での10年間の地域医療の取り組みについてご紹介いただきました。高校生へ地域医療の魅力を伝える活動や、地域包括ケアの実習内容など、具体的な実践例を交えたお話は大変示唆に富むものでした。
学生とのやり取りも交えながら進められた講演は、中高生や埼玉医科大学・群馬大学の学生にとっても分かりやすく、地域医療を身近に感じる機会となりました。




■ 第二部 プロジェクト報告
第二部では、両大学の学生および教員によるプログラムの振り返りとして、「両大学合同の教育の報告」と「連携医療機関からの報告」を中心に発表を行いました。
「両大学合同の教育の報告」では、
の3つのテーマを設け、それぞれ教員と学生が発表しました。
実習に参加した学生が当初抱いていた思いや不安が、実践を通してどのように変化したのかが語られ、会場では中高生や保護者が熱心にメモを取る姿も見られました。



■ 連携医療機関からの報告
群馬県の連携医療機関からは、桐生厚生総合病院 院長の加藤広行先生より、利根川プログラムにおける実習の受け入れについてご報告いただきました。実際に参加した学生の感想もご紹介いただき、現場での学びの深まりや成長の様子が具体的に伝わる内容となりました。
また、群馬県の名産についてもユーモアを交えてご紹介いただき、会場は和やかな雰囲気に包まれました。地域医療の現場の魅力とともに、群馬県への興味もかき立てられる発表となりました。
埼玉県の連携医療機関からは、秩父市立病院 臨床研修管理室長の加藤寿先生にご登壇いただき、「教育を起点にした地域×大学の協働」をテーマにご講演いただきました。
実習内容の紹介に加え、教育を起点として地域が大学とどのように連携し、どのような人材環境を育んでいくことを期待しているのかについてお話しいただきました。さらに、秩父市内で展開されている総合診療専門医養成プログラム「ちちぶ」についてもご紹介があり、地域全体で医師を育てる取り組みの広がりを感じる発表となりました。
桐生厚生総合病院 加藤広行 院長
秩父市立病院 臨床研修管理室 加藤寿 室長
全体を通して、地域医療に携わる医師・教員・学生、そして中高生や保護者が一堂に会し、世代を超えて学び合う温かいシンポジウムとなりました。
学生にとっては、自身の学びを振り返る機会であると同時に、地域医療の現場と改めてつながりを実感する貴重な時間となりました。また、将来医療を志す中高生にとっても、地域医療の魅力や可能性を具体的に知る機会となったことと思います。
なお、当日の午前中に開催した「医学生とのふれあい相談会」の様子は、別記事にてご紹介しております。ぜひあわせてご覧ください。
今後も本事業を通じて、地域の健康と医療を支える未来医療人の育成に取り組んでまいります。
当日のご講演要旨や各発表については、抄録集にてご覧いただけます。これまでに開催したシンポジウムの抄録集や中間報告書も掲載しておりますので、あわせてぜひご覧ください。
