令和7年度夏季 利根川プログラム:病院見学バスツアーを実施 |
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令和7年度夏季の利根川プログラムが実施され、埼玉医科大学と群馬大学から27名の学生が参加しました。本プログラムは、地域医療の現場を直接体験して学ぶことを目的としており、1コースにつき埼玉県と群馬県の医療機関をそれぞれ1か所ずつ訪問する形で、計4コース(4日間)にわたり実施されました。
病院ごとに学びの内容は異なり、ある病院では外来診察の様子を間近で見学し、医師と患者とのやり取りを通じて診療の実際に触れることができました。また別の病院では手術の一部を見学させていただき、手術室特有の緊張感やチーム医療の連携を体感しました。さらに、緩和ケアについて丁寧にご説明いただいた病院もあり、地域医療の現場における多様な取り組みを学ぶ機会となりました。
さらに先輩研修医による体験談や質疑応答の時間も設けられ、学生たちは積極的に質問を投げかけながら熱心に学ぶ姿勢を見せました。研修概要をご説明くださった先生は災害派遣医療チーム(DMAT)の一員としても活躍されており、実際の災害現場での経験や医療者に求められる役割について伺うことができました。
学生たちは真剣に向き合い、地域医療の多面性と重要性を実感している様子が伺えました。利根川プログラムは、学生たちが未来の医療人としての視野を広げ、地域医療に貢献する意欲を高める貴重な機会となりました。