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学びの報告

1年:臨床入門 在宅医療早期体験実習を実施しました(埼玉医科大学)

 10月27日(月)、埼玉医科大学の1年生139名が、「臨床入門実習」のまとめの実習に参加しました。
 小中学校教育体験や一次救命処置など6つの実習に取り組み、9月から2か月間にわたり多様な現場で学びを重ねてきました。その中のひとつ「在宅医療早期体験実習」は、ポストコロナ事業の取り組みのひとつとして実施されました。まとめ授業では 7~8名で構成された18班のうち3班がこの「在宅医療早期体験実習から学んだこと」をまとめました。

 各班がKJ法を用いて実習での気づきを整理します。そこでは「連携」や「コミュニケーション」といった言葉が多く見られ、患者さんの生活全体を見据えた支援や、チームで取り組む医療の重要性を実感した様子が伝わってきました。
 学生たちは、感じたことを班で話し合い、見直し、時に教員の助言を得ながらテーマを深め、発表に向けてまとめていきました。

 発表では、班ごとに在宅医療の現場で感じたことを自分たちの言葉で紹介しました。
 「医師だけでなく看護師やケアマネジャー、家族とのつながりが患者さんの安心につながる」「一人の生活を支えるためには多職種の連携が欠かせない」など、実際の体験を通して得た学びを具体的に発表します。
 その発表を聴いた学生からは質問も寄せられ、活発な意見交換が行われました。

 自分たちの体験から得た学びを言語化し、受けた質問や他班の発表を聞いて新たな視点を得ることで、学生たちは学びをさらに深めていきました。
 まとめ授業を通じて、在宅医療を支える多職種連携や生活を支える医療の意義、患者と向き合うことの必要性を理解し、自らの今後の課題として次の学びにつなげる時間となりました。